鬼滅の刃無限列車編 感想
初の感想記事になります。
普段(といってもまだそんなに記事書いてませんけど、なんなら先月末までに書くっていったやつ大幅に遅れてますけど)はなるべく、多くの人の有益になるような情報をわかりやすく発信することを心がけてます。
…が!
今回は趣味の範囲ということで、心の向くまま気の向くまま、映画を観たことによる熱意や興奮が伝わることを第一に書いていきたいと思います!
要するに、正しい言葉遣いとかてにをはとか二の次やで!いぇい!ってことです。
さて
公開から3日で興行収入46億円、3週目で歴代TOP10入り(2020.11.07現在)の
「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」
飛ぶ鳥を落とす勢いですね。
私も公開されてすぐ観に行きました。
今回の記事は映画の具体的な内容について極力ネタバレなしで感想を綴っていきたいと思います!
⚠️ただし、アニメを観てる前提の記事になっているのでアニメ未観賞の方はご注意ください
これを読んで、自分も気になるし映画観に行ってみようかな〜って人や、めちゃわかる!!って共感してくれる人がいたら嬉しいです。
なんならこの感想を踏まえて(?)もっかい観に行きましょう!ね?
映画鬼滅の刃無限列車編のすごいところ
①映像の迫力がすごい
②ストーリーの緩急がすごい
③メッセージ性がすごい
小3の感想文か?というような語彙力レベルですね。かなしきかな、オタクとはそういう生き物なのです。
それではいきましょう!
①映像の迫力がすごい
映画公開初日、沢山の反響がある中こんな感想を見つけました。
「身体中の水分持ってかれた」
私はこの感想を見た時、「水分=涙」と考えました。たしかに感動間違いなし、涙なしでは見られないとは予想できるけど、そんなに泣けるんかな?なんとなく結末想像できるしな〜wって思ってました。
このめちゃくちゃ泣けるという予想は半分当たって半分ハズレでしたね。
涙はたしかに、身体の水分のうち半分くらい持って行きました。
残りの半分は何か?
答えは 「汗」です「汗」
鬼滅の刃は、鬼という人間を襲い食い殺す化け物を、主人公の炭治郎属する鬼殺隊がやっつける話ですね。(桃太郎かな?)
それゆえ映画の尺の多くが戦闘シーンに割かれています。
鬼殺隊は刀を用いて鬼と戦います。
その時に出す必殺技(○○の呼吸、○の型ってやつ)は水や炎や雷などをモチーフにされています。
それらが画面をめまぐるしく駆け巡る様子、めちゃくちゃ迫力があるんですよね。
イメージ湧かない人は下記のリンクを見てください。剣から色々出てるやつ()がそれです。本編はもっと派手で大迫力です。
鬼滅のアニメのOPとか観ていただけるとよりイメージできると思います。
https://twitter.com/kimetsu_off/status/1319511959952261122?s=21
カメラワークというのかわかりませんけど、縦横無尽に動きまわって戦う炭治郎たちを目で追うことで精一杯なくらいです。とにかく目が離せません。
鬼殺隊だけ必殺技があるのはずるいので、(?)鬼側にも「血鬼術(けっきじゅつ)」と呼ばれる技があるんですよね。もちろんそっちの迫力も半端ないです。
鬼から次々繰り出される技を見て、こいつ、ぜっっったいつよい………どうするんや炭治郎!煉獄(れんごく)さん!?(炭治郎の先輩、鬼殺隊の中で一番強い位の剣士の一人)ってなります。
血鬼術と鬼殺隊の剣技がぶつかる様子は瞬きを許さないくらいでした。
気付いたら拳を握り締めていて、なんなら歯を食いしばって観ていたかもしれません。
映画上映後は額はもちろん背中までじんわり汗をかいていた記憶があります。
座って映像を見ているだけで汗をかくくらい興奮する作品、なかなかないのではないでしょうか。
映画館で観る価値あり!!!です。
大きいスクリーンで上映されている期間中にぜひ1度は観に行ってほしいです!
⚠️ 映画を100%楽しむためにはアニメを全部見てからの方がいいです。
②ストーリーの緩急がすごい
鬼滅の刃って、戦闘シーンの緊張感とそうでないギャグパートの塩梅が絶妙だと思うんですよね。
今回は劇場版ということで、緊迫感張り詰めるシーンが多い(7:3くらいかな?)気がします。
ただ、鬼殺隊の隊員同士が楽しく会話する様子や頼れる先輩である煉獄さんと談笑する様子などゆったりほのぼのわいわいパートもしっかり描かれています。
仲間の絆の深さを垣間見れる重要なシーンですね。
こういったパートがあるおかげで、鬼と対決するシーンのシリアス度や迫力がより一層増します。
緊張するシーンだけが続きすぎるとどうしても疲れてしまうんですよね。かといってそれらが全くないと中だるみしてしまいます。
そこのバランスがとってもよくて、ほどよい緊張感で鬼滅の世界観を2時間みっちり堪能することができます。
日常に予想外な出来事や刺激、ドキドキが欲しい方にはとてもおすすめです。
⚠️⚠️映画を100%楽しむためにはアニメを全部見てからの方がいいです。
③メッセージ性がすごい
主人公の炭治郎は母親と6人きょうだいと山奥のこじんまりとした民家で暮らす長男です。決して裕福ではありませんが、炭を売って平和で幸せな生活を送っていました。
炭治郎は自分が留守の間、鬼に家族を皆殺しにされます。唯一生き残った妹の禰󠄀豆子(ねずこ)も半分鬼、半分人間となり、言葉での意思疎通が難しい状態に陥ってしまいます。
最初なんて自分に襲いかかってきます。
アニメ1話しょっぱなですよ?
キツすぎません?
しかも主人公の炭治郎当時13歳。
年齢関わらずどんな人間でも絶望しかねないショッキングな出来事です。
それでも、炭治郎は唯一残された家族の禰󠄀豆子を守るため、強くなるため、家族の敵討ちのため鬼殺隊への入隊を決意します。(ほんまはもうちょっと色々あるんですけど、その辺はアニメか漫画見てください)
いくら泣いて辛くて悲しくて苦しくても、失われた家族は戻ってこない。それを受け入れ「今からできること(=鬼殺隊への入隊)」を探し、実行する。
鬼殺隊って鬼とダイレクトに戦います。
鬼って鬼殺隊の刀で首をはねない限り、腕が吹きとぼうが体が裂けようが数秒で回復します。
それに対してこっちは生身の人間。
ふっつーにバンバン死にます。鬼より弱ければ死ぬ。そして自分も例外ではないのです。
鬼殺隊への入隊は決して楽な道ではないんですよね。私たちは「アニメとして」これらを見る立場やからかっこいい!とかすごい!とか思いますけど、並々ならぬ覚悟と、強さが求められます。
それでも、炭治郎は前に進むしかないのです。
生きていかないといけないんです。
なんでもかんでもコロナに結びつけるのはよくないような気がするんですけど、2020年は今まで当たり前だと思っていたものが沢山覆り、失われましたよね。
私たちの身近なところで言えば、大学での対面授業。コロナ以前は対面授業なんて名称自体もなかったんですけどね。たぶん。
他にもフェスだったりスポーツ観戦だったり世の中の楽しみとされる楽しみが奪われましたよね。やのに仕事とかは行かなあかんという。
ただ、これってどれだけ嘆いても不満を言っても自分たちの力ではどうしようもないんですよね。残念ですが。
それでも「今できること」をやるしかない。
どれだけ打ちのめされても、うまくいかなくても辛くても、生きている限り前を向いて進んでいくしかない。愚痴や不平不満を言っている間でも時間はどんどんすぎていきます。そしてそれらは不可逆です。
いかなる状況でも前に進むしかない。
わかっていてもなかなか難しい考え方ですが、こういった大きな困難を乗り越えていく主人公、炭治郎のひたむきで真っ直ぐな生き方。
これが今のご時世といい感じに(語彙力)リンクしたのが未曾有のヒットを引きおこした一つの理由じゃないんかな〜と、思います。知らんけど!
そういう意味で、鬼滅は時に残酷で救いがないように見えたとしても、とっても前向きになれる作品やなと私は思います。
炭治郎達の方が辛いねんから、あなたの悩みは大したことじゃないと言いたいわけではもちろんありません。
たまには悲しみに打ちのめされ、立ち止まってしまう時間も必要です。
ただし、ずっと苦しい苦しいと言い続けその苦しい場所に居続けることが一番しんどいんです。
(上司の悪口を居酒屋で毎週言ってるサラリーマンとかね。やめたらええやん。もっといい世界は探せば見つかるはずやもん。でも簡単にできない気持ちもわかります。この辺はまた別で記事書きたいと思ってます)
ちょっと落ち着いて、少しだけ今より前に進んでみる。
私にとって鬼滅はその勇気をもらえる映画でした。(アニメも)
大丈夫です。前を向いて行こうという気持ちを心にもつだけで、きっとうまくいきますから。それを教えてくれる作品なんじゃないかなぁと自分は思います。(飛躍しすぎ?)
と、いうことでまとめると
鬼滅の映画、全人類みてくれ!です!w
⚠️⚠️⚠️ 映画を100%楽しむためにはアニメを全部見てからの方がいいです。
きっとロングラン上映(公開して数ヶ月間などの長い期間映画館で上映し続けること)になると思うので、今からアニメを見始めてもたぶん間に合います。
流行りに乗る、というわけではなく(もちろんそれでもいいですが)いいコンテンツ・エンタメを消費して人生の価値観を養ったり感性を豊かにする手段として鬼滅という作品を選んでみるというのはどうでしょうか!!(食い気味)
実は私すでに鬼滅の映画を2回観に行っています。
2回目はIMAXレーザーという最先端の超高性能映像・音響技術が兼ね備えられた劇場で観ました。
その劇場の感想と、映画の内容にバリバリ触れまくりで絶賛するネタバレあり記事も近いうちに書こうと思います。
では、次回もお楽しみに。