ピルを飲んでいる女性はヤリ××?

*今回の記事は5280文字、約8分で読めます。

 

 

どうも、ミサキです。多くの人の関心を集め読んでもらうため、今回はなかなかセンシティブなタイトルにさせていただきました。

内容は、低用量ピル(経口避妊薬)についてです。

 

 

 

 

⚠️この記事を読んでくださる皆さんにご留意いただきたい点があります。

ここからの内容は専門家ではない、一般人が低容量ピルを使ってみてどうなったか、低容量ピルに関してどう考えているかなどの一意見だということです。

 

 

⚠️なるべく信憑性のある内容を発信できるように心がけています。

しかし、やはり私は専門家ではありません。気になったり詳しく知りたい情報はは必ず専門機関などに問い合わせるなどして自分で調べてみてください。

 

 

 

 

こういう生殖などに関わる話はなぜかタブー視されることが多いです。

自分の人生に関わる大切な話なのに、「オトナなはなし」「エロいはなし」にカテゴライズされてしまいます。

 

しかし、私たちの年代の身体はほとんどの場合、すでに生命をつくりだせる機能が発達しています。それにも関わらず正しい知識を兼ね備えていない人が多いという現状は、由々しき事態だと思いませんか?

 

 

 

妊娠出産や性行為に関する情報を詳しく知っていると「そういうこと」に興味がある人だと考えること、それを口に出すことはもうやめにしましょう。

 

望まない妊娠など、自分を守るため、また大切な誰かを傷つけないために正しい知識をつけることは何も恥ずかしいことではないはずです。

この記事が誰かの正しい知識を得られるきっかけになればとても嬉しく思います。

 

 

 

 

 

 

それでは本題に移ります。

今回の目次です。

 

 

◆ピルの効能の認知率

◆低用量ピルを知っていますか?

◆そもそも生理とは?

◆次回予告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    ピルの効能の認知率

 

先日、Twitterであるアンケートを行いました。

 

✔︎ピルには避妊だけでなく、生理痛緩和や婦人科系の病気を改善する作用があることを知っていましたか?

 

というものです。

生物学上男性(性教育を受けた性別と一致させるため)の方に回答をお願いしました。

 

 

 

男性の回答率が70%で、

①〜③の選択肢だけでパーセンテージを振り直すと

①知っていた 85.7%

②今知った 12.8%

①ピルの存在をを知らなかった 1.4%

という結果になりました。

 

 

つまり、男性が100人いたら13人前後の男性は、「ピルは避妊のためだけの薬だ」と認識していることになります。

自分的には思ったより少ない割合でした。

 

しかし、日本人男性全員にこのパーセンテージを適応したと仮定するとどうでしょう。(回答してくれた方はほとんど私のTwitterのフォロワーで大学生なので、偏りがあると思われますがあくまで仮定の話)

ピルに対する偏見を持っている男性が無視できない数いることは想像できると思います。

 

 

では、実際のところ低容量ピルには避妊の他にどのような効能があるのでしょうか?

次の章で紹介します。

 

 

 

 

 

   ◆低容量ピルを知っていますか?

 

低容量ピルについて、ほとんどの方は高校の保健の授業で習うと思うので、当時の教科書を引っ張り出してみました。

 

 

この教科書に低容量ピルの特徴が記載されていましたので引用します。

 

『女性が、28日を1周期として21日間服用し、7日間服用を休止する。

長期間の使用が可能だが、服用を忘れると避妊効果が期待できない。

産婦人科などの医師の診療にもとづく処方せんが必要である。

 

使用開始初期に、気持ちが悪くなる、吐く、めまい、乳房が張る、体重が増える、頭痛、性器からの出血などの症状が出ることがある』

(和唐正勝・髙橋健夫 31 (2017) 最新高等保健体育 改訂版 株式会社 大修館書店)

最新高等保健体育改訂版 教科書一覧|高校保体|株式会社大修館書店 教科書・教材サイト

 

 

ここでの低容量ピルは、避妊法について書かれたページにコンドームと比較して紹介されていたため、やはり避妊効果についてしか触れられていません。

これではピル=避妊の薬というイメージが定着することは致し方ないことかもしれません。

特に、ピルを使用する機会がない男性であれば尚更です。

 

 

 

 

しかし、実際、低容量ピルには避妊以外にも様々な効果があります。

 

 

代表的なものは、

①月経(生理)痛の軽減、月経周期の安定

PMS(月経前症候群)の症状軽減

③その他女性特有の病気の症状改善

などが挙げられます。

 

 

 

①月経(生理)痛の軽減、月経周期の安定

 

生理痛は腹部の痛みはもちろん、人によって頭痛や倦怠感など多岐に渡ります。

また、28日周期で月1回くるとされていますが、体調などによって何ヶ月もこないこと、一ヶ月より短いスパンでくることもあります。

これらは次の章で詳しく説明します。

 

 

PMS(月経前症候群)の症状軽減

 

PMS(月経前症候群)とは、生理の始まる310日前に発生します

症状は、イライラやむくみ、食欲が爆発するなどです。「食欲が増える」ではありません。誇張なしで爆発します。

 

「生理前だからイライラする」という言葉、一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?

生理中の1週間だけでも憂鬱で辛いのに、その前の期間も体調不良になってしまう方もいらっしゃいます。

 

「女性が心身ともに万全な状態でいることができるのは一ヶ月のうち1週間だけ」と言われていたりもしますよね。(真偽は分かりませんが実際そう感じられる方は一定数いらっしゃると思います)

低容量ピルはこれらを改善する役割があるとされています。

 

 

 

 その他女性特有の病気の症状改善

 

これは私がかかっている婦人科の先生にちらっと教えていただいただけなので、紹介のみにします。気になる人はご自身で調べてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

低容量ピルの効能を詳しく調べるにつれ、気づいたことがあります。

それは、「生理とはなにか」自体が意外と知られていないのではないかということです。

次の章では生理について改めて説明します。

 

 

 

 

 

◆そもそも生理とは?

 

⚠️ここから先は、生理についてかなり直接的な表現をしています。(血液の描写など)

人によっては苦手かもしれませんので、読み進めることが難しいときは無理をせずブラウザバックしてください。

 

 

 

生理(月経)とは、28日周期で子宮内膜が血液とともに剥がれ落ち体外に排出される生理現象のことです。

 

子宮内膜は妊娠した際、胎児が成長する場所として用意されています。(赤ちゃんのベットなどと表現されることもあります)

妊娠しなかった場合これが不要になるので、毎回定期的に排出されるのです。

妊娠した場合生理が来なくなるのはこのためです。

 

つまり、生理が来たということは、妊娠できる体になったことを意味します。

 

 

生理はある日突然、身体が成長するにつれ急に来ます。

下着に血液の染みがついているのを見つけた日から閉経まで約33年3ヶ月のお付き合いと言われています。

最近、初潮(初めての生理)は小4〜中1の間くらいにくることが多いようです。

この時期を境にプールを見学している女子が多くなるのはこのためです。

 

 

 

生理が来るタイミングに個人差があるように、生理の痛みや周期なども人それぞれです。

 

先ほども少し触れましたが、生理中は子宮から流れ出た子宮内膜と血液が排出されます。平たくいうと股の間から血が1週間前後出続けます。朝も夜も、立っていても歩いていても寝ていてもです。

 

 

トイレで用を足し、トイレットペーパーで拭いたら血がべったりついてます。

また、流れてきた経血を受け止める役割をするナプキンも血で染まっています。(ナプキンは定期的に交換が必要です)

生理中、朝起きて最初のお手洗いのときは便器の中が経血で真っ赤になることもあります。

 

 

買ったばかりの下着が汚れてしまうこともあります。

洗濯したばかりのシーツが朝起きたら血まみれになっていることだってあります。

 

すぐ水ですすがないと綺麗に落ちないのに、今日に限って学校が遅刻撲滅期間、遅刻0をめざそう!とか言っているわけです。

もう休みたいですよね。家にいるけど帰りたいです。

 

 

 

 

……いかがですか?

想像すると痛そうですよね。辛そうですよね。

もちろん人によりますが、結構痛いです。そして、辛いです。

生理中は、フィジカル的にもメンタル的にも負担が大きいことを少しご理解いただけたかなと思います。

「生理が辛い」は必ずしもお腹に感じる痛みだけが原因でありません。

 

 

 

代表的な生理痛として、子宮内膜が体外に排出されることで、子宮が収縮するため腹痛や腰痛に悩まされることがあります。

また、ホルモンも関係しているため頭痛、倦怠感、イライラ、食欲爆発、憂鬱な気分になることもあります。

 

また、生理は28日周期でくると言われています。

しかし、体調(痩せすぎなど)によって一ヶ月以上こないこともあります。逆に先週来たばかりなのにまた出血することもあります。

予定日より大幅に早くくると旅行などにかぶってしまったりすることもあります。毎月必ずこの日に来る!という人ばかりではありません。

 

 

 

私の周りにはあまりいませんが、生理痛がほとんどなく、生理周期もほぼ問題ない方ももちろん一定数いらっしゃるそうです。

しかしそれはつまり、女性の身体を持つほとんどの方が生理に関してなんらかのストレスや悩みを抱えていることを意味します。

 

 

あなたの周りに生理で(なくても)体調不良の方がいたら、どうか親切に接してほしいです。

人によってずっと立っていることが辛いかもしれません。イライラして甘いものしか食べられないかもしれません。肌が荒れてしまっているかもしれません。無性に泣きたくなるかもしれません。

 

 

生理について知識や理解のない男性の発言ももちろん問題ですが、自分的に一番困るのは生理痛が軽い女性からの無理解です。

「生理痛なんて大したことないのに、大袈裟だ」なんて、思っていても絶対に言うべきではありません。

 

 

先ほどから繰り返し申し上げているように、生理痛の症状は千差万別です。仮に同じ程度の痛みであっても、その痛みの「感じ方」は人それぞれですよね。

 

たとえば、同じ9歳の子供でも注射を泣き叫んで受ける子がいれば一方でまったく動じない平気な子もいるわけです。

 

 

なぜか、痛みは人それぞれ、痛みの感じ方は人それぞれという簡単な考え方が生理になるとできない方が大勢います。

その認識は今後改められるべきだと私は強く主張します。

 

 

 

 

 

今回の記事も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。

 

あくまでこの記事は私の主観であり、一意見です。この考えを全てあなたに押し付けるつもりは一切ありません。

 

が、今回に限っては知らなかったこと、気になったことがあれば是非ご自身で調べてみてほしいです。

これを機会にパートナーや恋人となあなあになってることや気にかけてほしいことについて話し合ってみるのもいいと思います。

 

 

 

 

P.S.

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また、誤字脱字や文体の不一致その他お気づきの点があればDMにて直接ご連絡いただければ幸いです。

私と面識がなくても、ぜひお願いします!心からお待ちしています。

 

 

 

   ◆次回予告

 

今回は記事を前半後半に分けさせていただきました。次回(10/28)の内容は以下のとおりです。

 

 

◆生理に関するトンデモ勘違い

女の私からしたら、想像もできないような生理に関する勘違いを紹介します。すこしでも誤解が解けたらと思います。

 

◆ピルを飲んだことによる私の変化

私は生理痛緩和のため高23くらいから現在までずっと低容量ピルを飲み続けています。

服用を始める前後でどう変わったか、服用による副作用などが出たかどうかなどなるべく細かくお伝えできればと思います。

 

◆まとめ

◆次回予告

 

 

 

それでは、次回の更新をお楽しみに(10/28予定)

 

 

 

 

 

 

執筆予定

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