鬼滅の刃 無限列車編 ネタバレ感想②

 

 

 

 

心を燃やせ!!どうも、ミサキです。

なんとなんと一昨日(2020/11/24)、『劇場版鬼滅の刃 無限列車編』が国内の歴代興収3位、公開39日間で259億円突破の快挙を成し遂げました!

すごい。おめでたい。

 

 

 

公開直後に比べると、多少の減速感は見受けられるものの、このペースだと来週の発表でのタイタニック(262)超えはほぼ確実、年内には首位(308)に躍り出る可能性も否定できません。

 

千と千尋も大好きな自分としては、記録が塗り替えられることについて一抹の寂しさを覚えます。

しかし、新海誠監督の『記録が常に上書きされていくのもエンタメの持つ健全さ』というツイートに強く同意します。

 

 

 

 

 

鬼滅の大ヒットに触発されて、より良い映像作品がこれからも続々排出されるようになるやもしれません。

 

実際、オリンピックの記録は一度破られるとそれから何度も記録が塗り替えられる現象が見受けられてるらしいです。(なんかテレビでみた程度の知識)(ソース不明)(スポーツとエンタメ、同じ法則が当てはまるのかと詰められるとなんも言えん)(気になる人は調べてみてください)

 

ともかくですね、歴史が変わると言ったら大袈裟もしれませんが、その瞬間に立ち会えている私たちはそこそこ貴重な体験をできているのではないかなぁと思います!

 

 

 

 

ただですねー、この鬼滅への大反響、大ブーム、あまり快く思ってない人も一定数いらっしゃいます。

人の感性はそれぞれですからね。それらを否定するつもりはもちろんありません。つまらない映画だ、と評価する人だっているはずです。

 

 

 

鬼滅に対する否定的な意見でよく見受けられるのが、

①キメハラうざい

興行収入1位にはならないでほしい

(=千と千尋を超えないでほしい)

 

この2点ですね。

 

 

ちなみにTwitterで「鬼滅 興行収入」とかでサーチすると、鬼滅に親を殺されたんか?wレベルで憤ってる人を散見します。

鬼滅の映画の実績を記すツイートには「頼むから千と千尋は超えないで」という趣旨のリプがほぼ100%ついています。

こういったことがなぜ起こるのか?

自分なりに考えてみたのでちょっとお付き合いください。(4000)

 

 

それはええから鬼滅のネタバレ感想が読みたいんじゃ!

という方はこちらからどうぞ。

 

 

 

①キメハラうざい

 

そもそもキメハラとはなんでしょう?

 

・「鬼滅見てないの?なんで?もったいないよ〜見なよ!」と押し付けてくる行為

(おそらく本人は押し付けている自覚なし)

・「鬼滅面白くないなんて変わってるね」など好みを否定する発言

・鬼滅に関心がないと人権がない雰囲気

 

 

パッと思いつくのはこのあたりでしょうか。

正直3つ目に関しては好みは好みと割り切って「あんまりアニメとか見ないんだ」とか適当なこと言ってかわせばいい話なのではないかなと思うのですがね。

 

やっぱ生きづらさ感じるのかな。特に日本人は他の人と意見が異なることを恐れ、周りを気にする傾向にあるので仕方ないかもしれませんね。

 

この辺はまた別の記事で書きたいと思います。

 

 

 

 

まあ正直、上記2つの行為は鬼滅に興味がない、または合わなかった人にとっては鬱陶しくて仕方ないやろな〜というのが私の感想です。

 

 

 

 

想像してみてください。

 

どこもかしこも興味がない鬼滅の話題でもちきり。

紅蓮華も炎も聴き飽きた!そろそろ有線のランキング上位をを別の曲に譲ってくれ。(ちなみに現在鬼滅関連の曲が4曲ランクイン中)

テレビをつければニュースもバラエティも鬼滅特集。

ネットニュースやTwitterは鬼滅関連の記事に溢れかえっている。ミュートしようにもキリがない。鬼滅、鬼滅、鬼滅!

自分はただ、以前の生活を送りたいだけなのに!!

 

今日3回目の「鬼滅見た?」「見てないよ」「なんで〜面白いのに」

………これがこれからも毎日延々続く地獄ですね。

 

 

 

興味のないものが自分の生活圏内に侵食してくることはなかなかストレスかもしれません。自分もW杯やオリンピックで盛り上がってるクラスメイトや世間の人、雰囲気に対し憤りこそしないものの、そろそろ終わらんかなーって思ってた記憶がおぼろげにあります。

 

 

 

私も話のきっかけの一つとして鬼滅を見てるかどうか聞いてしまっていたことがあります。

別に聞くこと自体は悪いことではないと自分は思います。

ただ、相手が見ていなかった場合、それ以上会話が広がる余地がない点と、もう何度も同じやりとりをしていると推測できるため、その質問だけでも相手をうんざりさせてしまう可能性が高いと考えます。

 

 

以上の理由からどうしても鬼滅の話を振りたい場合、話の導入は「こないだ鬼滅の映画見に行ったんだ〜/行こうと思ってるんだ〜」に留めておくことが一番事故らない気がします。

 

 

あなたの発言をうけて相手が「自分も見た!」や「まだ見てないんだけど、やっぱり面白いかな?」とのってくれればそのまま話を続けてオッケーのサインです。鬼滅トークを楽しみましょう。

「そうなんだ〜」とか「人気らしいね〜」などあまり反応が良くなければしれっと別の話題に切り替えればいいのです。

 

大事なのはこの後の話の展開を鬼滅を見たか見ていないかの二択にしないよう、余白を残すことですね。

これ結構いい方法な気がします。

自分天才では?

 

 

 

そしてこのキメハラ、ここでは終わりません。

逆キメハラ、キメハラハラなるものが存在するようです。

なんやねんそれ………なんでもありやな

 

逆キメハラとは一体なんぞや?と言いますと、「鬼滅好きな人なんて理解できな〜い」「どこが面白いの?」「人気な理由がわからない」この類の発言をわざわざ鬼滅のファンにふっかけてくる行為ですね。

 

 

 

はー、、なんともくだらない……w

どのような感想を持つのも自由ですが、わざわざふっかけなくても

 

逆キメハラというのは、

「ドーナツが好きなの!」と話す人に対して「いやでもドーナツって砂糖も小麦も大量に入っててしかも揚げてるからカロリーも糖質もバカ高いし栄養ないし食べるメリットないよ?wなんで好きなの?w自分なら絶対食べないw

うーわぁ嫌なやつ。

 

 

ちょっと極端な例にしてみましたが結局言ってることはこんな感じじゃないかなぁと思うんですよね。

 

 

 

 

 

 

序盤にも述べましたが、好みというのは人それぞれなのです。

任意の作品、事柄に対してのポジティブな感想もネガティブな感想も、押し付け合うべきではありません。誰も幸せにならないからです。

 

鬼滅が好きという考えも、面白くないという感想も、ドーナツが大好きという好みも、ドーナツは健康に良くないから食べないという価値観も、全て間違っていません。

 

結局は、意見が違う相手のことを攻撃せず(最低条件)、尊重しあおう、思いやる気持ちを持とう(努力目標)というような、極めて初歩的な話に落ち着くのではないかなぁというのがぼんやりとした自分の感想です。

 

 

 

 

 

 

興行収入1位にはならないでほしい

(=千と千尋を超えないでほしい)

 

これね〜〜。

こういう意見を持って(いてわざわざそれを主張しまく)る人の考えが正直私には全く理解できません。

が、少しだけ彼らを観察してみて、考えていることを推測し、それに対して思うことをまとめてみます。

 

 

彼らの主張で目立つものはこうです。

 

 

「あれだけ多くの映画館のスクリーンを占領していたら、売り上げが伸びるのは当たり前だ」

「入場者特典とかいう餌を使ってオタク共を湧かせてるだけじゃないか」

「コロナで他の映画が上映延期して、客がそっちに流れただけ」

などなど。

 

 

要するに「なんかずるい」「映画自体の魅力で収入が増えているとは言い難い」という意見が主なものなのかなと推測します。

 

 

 

1点目の「スクリーンの数が多いから」に関しては正直うーん?と言ったところです。

 

人気だから上映され続けるのでは

また、いくら上映しているスクリーンがあってもお客さんがチケットを買ってくれなければ収入につながりませんよね。

 

 

2点目の「入場者特典が云々」について、そういう感想を抱く人がいるのは仕方ないのかなーと思います。

自分的、アニメ映画って入場者特典が配られることが多い認識なのですが、一般にそれほど認知されていないのかもしれませんね。

週替わりで特典にバリエーションを持たせるというのも客集めだという印象を強めているようですね。

 

 

3点目「他に映画がやってないから」

他に映画がやってないから鬼滅を見るって自然な論理なのでしょうか。見たい映画がないなら見ないって選択もあると思うのですが。

他に有力な対抗馬がない分有利だというのは一理あると思います。

(私は気になる映画は全部見に行ってしまうので、この辺の感覚もいまいちわからないのです)

 

 

 

 

「コロナで他の映画が延期になってなかったらこんなにヒットしてなかったかもしれない〜」

「特典がなければリピーターは減ってたかもしれない〜」

 

 

確かにそうかもしれません。

でも、そうじゃないかもしれません。

というか誰にもわかりません。

たらればを確かめる方法なんて、どこにもないのです。

つまり、この議論自体そこそこ不毛なのです。

 

 

事実ベースで考えると鬼滅の映画は史上初の速さで100(200億もかな?)を達成したり、いまだに収入を伸ばし続けているわけです。

 

事前にチケットを買い、映画館に足を運んでまで見たい。何度でも見たい。と思う人が日本中に大勢いることは揺るぎない事実であると言えるのではないでしょうか。

鬼滅の映画自体に魅力があり、多くの人の心を掴んでいると判断しても差し支えないのではないかと自分は考えます。

 

 

 

そして何よりも大切なことは、

興行収入はただの数字であって、作品の魅力度を測る指標ではない」ということです。

 

 

再三申し上げているように、鬼滅の映画は上映しているスクリーンの数が多かったり入場者特典があったり、千と千尋より有利と言えるかもしれません。

 

逆に、千と千尋は夏休み中(客足が集まりやすい)に公開され、かつ1年近くロングラン上映された結果の308億なわけです。

比べる条件がそもそも公平とは言えません。

 

 

さらに言えば、千と千尋の上映された年より映画館の数は増えているでしょうし、チケット代も上がっています。

単に興行収入という点だけで見れば今の映画の方がヒットしたら昔より収入につながりやすいと推測できます。

公平に興行収入をジャッジする術がないのです。

比べる意味が無い。

 

 

 

それにも関わらずわざわざ鬼滅の映画億突破!という記事に対して難癖をつけるのはやはりナンセンスと言わざるを得ません。それに噛みつく鬼滅ファンもです。不毛です。

 

いったい彼らは何と戦っているのでしょうか。

仮にリプで殴り合った相手と和解したとして、それまでに使った労力や時間は議論の結果に見合うものなのでしょうか。

 

他人の考えや、興行収入がどこまでいくかに関しては、自分一人がどう動いたところでコントロールすることは基本的にできません。

鬼滅以外のことに関しても、自分が影響を及ぼせないところに向ける関心は、あまり意味が無いのです。

時間の無駄なのです。

 

 

 

私たちにできることというのは、そういう不毛な議論に片足を突っ込んで、時間を浪費したり、感情を振り回されないということではないでしょうか。

あとは、不必要な戦いの火種を作らないこと。

 

 

私もこの記事を書くためとはいえ、リプ欄地獄をのぞいた後はなんだかすごーく疲れました。

好きなものは好きでいいですし、それを攻撃してくる人は無視したらいいんです。

そんな人にかまってる時間がもったいないので、他の有意義なことに使いましょう!

 

と、興行収入首位争い議論についてはおわりです。

 

 

 

長々と書いてしまいましたが、私がほんっっっとうに書きたいのはこのあとの!!!内容!!!!!!!

映画の!感想!!

 

 

 

 

 

 

⚠️⚠️⚠️以下、鬼滅の刃 無限列車編 ネタバレあり⚠️⚠️⚠️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   無限列車編ネタバレ感想 後編。(6500)

 

今回話したいのは、

①「炎」リンクシーン

②ここがいいピックアップ

③疑問点

④その他雑な考察

 

 

 

①「炎」リンクシーン

 

着目したいのは2点です!

 

 

⑴まずひとつ目、一番の歌詞ですね。

 

 

「炎」の一番の歌詞はおそらく、炭治郎たちから煉獄さんへの鎮魂歌ですね。

サビの強くなりたいと願い泣いた、決意を餞に、は最後煉獄さんが亡くなったあと3人で泣きじゃくるシーンを表しているのでしょう。

 

 

この映画の主役はほぼ煉獄さんと言って過言ではないと思うのです。

今回注目したいのは、猪之助です。🐗

 

猪之助は「猪突猛進!!!」の台詞で知られるように、一人でどんどん突っ込んでいくタイプです。指図されるのが嫌いで、悪く言えば協調性に欠けています。

 

 

 

今回の作中では序盤は電車に大興奮して周りが見えず、いつもどおりのテンションでした。

しかし、中盤の魘夢を討伐する際には、炭治郎と連携する姿勢が見受けられます。

 

 

「命令するな!」だの「お前(炭治郎)に助けられたわけじゃないからな!」「いうこと聞いてやる!親分だからな!」という言葉からもわかるように、チームとして行動するにはまだ時間がかかりそうですね。

 

(このセリフに対して炭治郎が「わかった!」や「ありがとう!」と返事するあたり、いいコンビな気がします)

 

 

煉獄さんが亡くなったあと、炭治郎は

「いつも何かひとつできるようになっても、すぐ分厚い壁にぶち当たるんだ。もっと強い人はずっと先に行って戦っているのに。こんなんで、煉獄さんみたいになれるのかなぁ!」と泣きながら弱音を吐きます。

 

 

 

これ結構耳が痛い言葉ですよね。

勉強とか、バイトとか、何か一つ気をつけてできるようになっても、また同じような問題にぶつかって足踏みする。

なんてダメなやつなんだろうと自分で自分を責めてしまいます。

 

 

ただ、炭治郎、実力はまだまだなものの、相当な精神力の持ち主です。

家族が全員殺されたのに、毎日修行して鍛錬を積む道を選んだり、魘夢の夢を断ち切るために何度も躊躇いなく自決をしたり。

 

煉獄さんは「弱い者は嫌いだ」と言い放つ猗窩座に対し、

「強さというのは必ずしも肉体的なものだけに限定されるものではない。彼(炭治郎)は弱くない。侮辱するな(といったニュアンスのこと」と断言します。

 

 

また、煉獄さんは当初禰豆子を処刑するべきだという確固たる考えを持っていました。

映画の序盤でも、「お館様の命令なので何も言うまい」と、心から納得している状態ではなさそうでした。

しかし、電車の中で戦う禰豆子を見て、「自分の命をかけて鬼から人々を守る者は、誰がなんと言おうと鬼殺隊だ。俺は君たちを信じる」と遺します。

ほんっっといい上司やな!!!

 

 

 

 

話がそれました。煉獄さんの死を受け入れられず、泣きじゃくる炭治郎に猪之助は厳しい言葉をかけます。

 

「弱っちいこと言ってんじゃねぇ!泣くんじゃねぇ!!どれだけ惨めでも、恥ずかしくても、前に進んで、生きていくしかないんだよ!!信じると言われた以上、やるしかないんだ!!!!修行するぞ!!」とこれまた泣きじゃくりながら檄を飛ばします。

 

 

辛くても、前に進むしかない。

 

 

猪之助は炭治郎と違い怪我をしていない戦闘が可能な状態でした。

しかし煉獄さんと猗窩座の戦いを黙って見ているしかありませんでした。

2人のレベルが高すぎて、サポートしようにも足手纏いになることが目に見えていたからです。

 

 

圧倒的実力差を肌で感じ、性格的にも一番悔しかったのではないかと推測します。

いつも自信満々なので、猪之助にとって鬼殺隊に入って初めての大きな挫折を経験したと言えそうです。

無限列車編を経て一番成長したのは猪之助じゃないかなと個人的には思います!

 

次猗窩座と対峙する時には是非、煉獄さんの仇を打ってほしいです!

 

 

 

 

⑵次2点目。二番の歌詞です。

 

本当、ここを読んでほしい本当に。

二番の歌詞は煉獄さんから母である煉獄 瑠火(るか)に向けたメッセージだと考えます。

 

 

煉獄さんは猗窩座に鳩尾を貫通させられます。もうダメかと思った時に、亡き母の言葉が蘇ります。

 

 

「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。責任持って果たさなければならない使命なのです。

決して忘れることなきように。

力を利用して私利私欲や私腹を肥やすことは許されません。」

 

 

年端もいかないように見える煉獄さんに対してなかなか厳しい言葉ですよね。

 

 

 

この言葉を思い出した煉獄さん、最後の力を振り絞って猗窩座の首に刃を突き立てます!

ここのシーンは

君の言葉 君の願い 僕は守り抜くと誓ったんだという歌詞に対応してますよね。

そのあとのwow〜ってところ煉獄さんの咆哮を表しているのかなぁと。

 

自分はここまでしか気付けなかったのですが、ある友達が

 

 

 

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炎の歌詞の考察聞いて、

自分でも見て考えてみたんだけどさ、2番の「悲しみに飲まれ落ちてしまえば、痛みを感じなくなるけど」って部分

煉獄が猗窩座に鬼になれって言われた時の煉獄の心情みたいなの表してんかなって思った

 

 

(: 悲しみに飲まれ落ちてしまえば=鬼になって仕舞えばってこと?)

 

 

そう!痛みを感じなくなるってのも、人間の感覚じゃなくて鬼の感覚っぽいなーみたいな。

 

 

 

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おおお、気づかなかった。言われてみればそれを指しているようにしか思えない。すごい。大発見。

 

 

鬼になることは、力を私利私欲や私腹を肥やすことになり、お母さんの教えに背くことになります。君の言葉〜という次の歌詞に繋がるのも自然ですね。

 

 

 

いや、こじつけやん。と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、映画のエンディングの該当歌詞

 

 

悲しみに飲まれ落ちてしまえば

痛みを感じなくなるけれど

君の言葉 君の願い

僕は守りぬくと誓ったんだ    の部分、

 

 

煉獄さんがお母さんに抱かれてる挿絵が入っているんですよね。これは偶然ではないと思います。(ドヤ顔)

 

 

 

なくなる直前、母親に「俺は自分の責務を全うできましたでしょうか」と問う煉獄さんに「立派に果たせましたよ」と微笑むお母さん。

その言葉を聞いた煉獄さんの最後の笑顔は、母に対する子供らしい、あどけない表情でしたね。

うーーんあまりチープな感想は言いたくないけど、泣ける……

 

 

やっぱり誰かと感想を交換し合うのは楽しいですね〜!!新たな気づきを得て、よりしっくりきました。

もし他に気づいたことがあれば是非教えてください!

 

 

 

 

 

②ここがいいピックアップ

ざっつーーにここがいい!!を10個ピックアップします。

 

 

 

⑴映画のはじめも、最後も、お館様で統一されている。

 

最初のシーンはお館様が今まで命を落とした鬼殺隊員一人一人のお墓をめぐり、偲ぶシーンからはじまります。

最後は、煉獄さんの訃報を受け、

「そうか、電車の乗客は誰も死ななかった。杏寿郎は頑張ったんだね。寂しくはないよ。僕もそろそろ杏寿郎やみんなのいる黄泉の国へ行くだろうから」と呟き、空を見上げるカットで終わります。(たしか)

 

こういう最初と最後が呼応されているのなんかいい(語彙力)ですよね!!ララランドとかもそうだった気がします。

 

厳密に言えば、本当のラストシーンは泣きじゃくる炭治郎なんですけど、まあそこは大目に見てください。(小声)

 

 

 

⑵ナイス善逸

 

目を醒さない鬼殺隊員を横目に、禰豆子は触手と闘います。しかし一瞬の隙をつかれて、四肢を拘束されてしまいます。

どうしようもない!絶体絶命!というその時。

 

原作やアニメ勢の方は展開が読めたかもしれませんが、きてくれました。あの男が。

キタ━━━(゚∀゚).━━━!!! って感じでしたよね。拍手したいです。

予想外と期待を裏切らないバランスが上手だなぁと思いました。アガる。

 

 

 

⑶禰豆子かわいい

 

頭突きで眠る炭治郎を起こそうとする禰豆子。炭治郎は物理的にも性格的にも石頭で頭が硬いです。そのため禰豆子は額から大出血します。

びゃんびゃんなく禰豆子めっちゃかわいい。

 

禰豆子めっちゃかわいい。

 

炭治郎が目を覚まし、禰豆子無事だったか!と声をかけるシーンで額を両手で守る禰豆子めっちゃかわいい。

 

禰豆子めっちゃかわいい。(大切なことなので2回言いました)

 

 

 

⑷煉獄さんの夢

 

煉獄さんは夢の中で、かつて柱であったお父さんに自分も柱になったことを報告します。

しかし、突っぱねられてしまいます。

 

お父さんの部屋を出て、弟の千寿郎に「父上は喜んでくれましたか?」と尋ねられます。

『うむ、正直に言おう。父上は喜んでくれなかった。どうでもいいとのことだ』『でも、千寿郎、君には兄がついている』『辛くても、一緒にがんばろう』

なんて慈愛に満ちたお言葉、、、。

 

きっと柱になった自分を認めてもらえずに悲しい気持ちになっていたのに、弟への思いやりを忘れない煉獄さん、人間として出来すぎている

 

 

 

⑸炭治郎の精神世界

 

炭治郎の心の中?精神世界、とっても澄んでいて綺麗でしたね。モチーフはウユニ塩湖ですよね多分。

精神の核を壊すためにやってきた結核の子を、なんの躊躇いもなく精神の核へ案内する炭治郎の分身()

ここなんだかうるっときてしまいしました。

 

自分もこれくらい素直で清い心でいたいですね。ここに感動した人は映画すみっコぐらしをお勧めします。

1時間くらいの短い映画なのですが、思いやりに満ち溢れた美しい映画です。

 

『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』公式サイト

 

 

 

⑹『夢じゃない!現実だ!つまらない死に方してんじゃねぇ!』

『あいつ(炭治郎を刺した運転手)死んでもいいとおもう』

 

 

猪之助のセリフです。

何度も魘夢の血鬼術にかかりそれを振り払うための自決を繰り返す炭治郎、ついに現実世界で自害しかけてしまいます。

これに待ったをかける猪之助、超かっこいい。

 

炭治郎を刺した運転手を助けたくない!という気持ちも、炭治郎を思ってのことですよね(違うかも)

自分の気持ちに素直で正直なところは、猪之助のいいところだと思います。

 

 

『あいつ足が挟まって動けなくなってる!どうせじきに死ぬ!』と怒る猪之助に対し、炭治郎は『それなら十分罰を受けたよ。助けてやってくれ』とお願いします。

わかったよ行ってやるよ!親分だからな!こ・ぶ・んの頼みだからな!!あいつの髪の毛全部むしっといてやる』

 

人に対しては素直になれない猪之助かわいいですね〜。

なんかむしゃくしゃする!!って気持ちを抑え切れない未熟さなのか素直さなのかも、猪之助のチャームポイントだと思います。

 

 

 

⑺初対面だが、すでに俺は君が嫌いだ

 

なんてスカッとするフレーズ!!!

自分もいきなり部下に襲いかかってくる奴が現れたら言ってみたいです。(いつ?)

俺と君では価値基準が違う、のよさは前の記事で語っているのでぜひ!

 

mskkmkd.hatenablog.com

 

 

⑻猗窩座に叫ぶ炭治郎

 

 

太陽の光を恐れ逃げ出す猗窩座に、『逃げるな!卑怯者!!』と絶叫する炭治郎。

『鬼殺隊はいつだって、鬼に有利な夜の闇の中闘っているんだ!傷だってすぐには癒えない。失われた手足が戻ることもない。煉獄さんは誰も死なせなかった!煉獄さんの勝ちだー!!!』

この辺からED終わるまで涙腺崩壊してました。

 

 

あとあと、前の記事の訂正なのですが「竈門炭治郎のうた」が流れていたのはこのシーンでした。ちょっとずれていました。

前の記事はのちのち訂正します。

 

 

 

⑼弟への遺言

 

煉獄さんは最後に、お父さんと弟の千寿郎に遺言を遺します。お父さんには体を大切にしてほしいと。

そして弟には『千寿郎には、自分の心の思うまま、進みたい方へ進むよう伝えてほしい』と託します。

 

マーー、なんて弟思いなのかしら。。。

煉獄さんを兄に持ちたい……

 

 

 

⑽涙する鎹鴉

 

煉獄さんが亡くなるのを見届けた後、鎹鴉はそっとその場から離れ皆へ伝達に向かいます。えらいクールな対応やな、、と思っていたらその目には涙が

もうダメ押しですね、嗚咽が漏れるのを必死で我慢しました。

 

 

もはや全てのシーン推せるレベルです。

皆さんのお気に入りのシーンもぜひ教えてください💓

 

 

 

 

 

 

 

③疑問点

 

映画を見ていて疑問に思ったことが3つあります。

 

 

⑴煉獄さんは「幸せな夢」を見ていた?

 

煉獄さんが魘夢に見せられていた夢は、前述の通り父から突き放される内容です。

 

猪之助、善逸は自分がいい気持ちになれる夢を、炭治郎は幸せだった頃の夢を見ていたのでわかりやすい「幸せな夢」ですよね。

 

煉獄さんにとってあれは幸せな夢だったのでしょうか?

走馬灯に出てきたお母さんが夢に出てこなかったこと、夢を見ながら顔をしかめていたのも気になります。

 

続きでその謎が解けたらいいなーと思います。

 

 

 

⑵善逸の精神世界

 

善逸精神世界怖すぎません?真っ暗て

夢の中はあんなに自然が豊かで綺麗やのに。

しかも何故か精神世界では洋服に革靴を履いているんですよね。

謎です。

 

 

 

⑶日輪刀の使い方

 

魘夢が作った鬼殺隊員と魘夢の部下をつなぐ縄がありましたよね。

炭治郎はそれを日輪刀で断ち切るのを躊躇します。

 

あれなんでなんでしょうね?

心情的に分からなくもないけど、納得できる理由もない。そういうものなんでしょうか。

一応縄は鬼が作ってる鬼グッズ()なのでそれを破壊するのに使ってもいい気がするんですけどね。

 

 

 

 

④その他雑な考察

 

まず無限列車編の結末予想です。

ED の歌詞的に、やむを得ない理由で煉獄さんは犠牲になる・殺されると予想していました。

 

 

⑴魘夢と心中する

 

血鬼術で電車が覆われたので、自分を犠牲にして電車ごと全て焼き払うとかかな?

鬼を巻き添えにする戦法を選びそうだなとぼんやり思ってました。

 

ぼろぼろになった鬼殺隊(炭治郎たち)含む全員を電車から下ろし、自分と列車で心中する流れになる予想してました。

名探偵コナン天国へのカウントダウン灰原哀的行動をとるのかと。(伝われ)

 

(俺を置いて先に行け状態)(先ってどこ)(何もできないまま煉獄さんを置いて去れないため猪之助たちに引っ張られながら『煉獄さぁああああああーーーーん』CV.花江夏樹的なシーンがあるのかと)(似た感じのシーンはありましたが)

 

柱にしか使えない究極奥義があって、それを発動するには自分の命を引き換えにする必要がある的な。

 

 

 

鬼になる

 

⑴の予想はあっさり裏切られ、次。

 

猗窩座にボッコボコにされ満身創痍になった煉獄さんは、このままでは勝てないと悟り、猗窩座の鬼になれという誘いにのる。

その得た力で猗窩座にとどめを刺し、人間でなくなった以上隊律規定に基づき排除されることになる。

 

煉獄さん自害or炭治郎に自分を殺させる(『輝いて消えてった 未来のために』にリンクさせるならこんな感じかなと……)

どっちも外れましたが!!

 

ただ割とこれもなかなか面白いと思いませんかね。柱が人間じゃなくなったらあかんかやっぱ。

 

ただ、鬼の力をコントロールできる禰豆子がいる以上、人間でありながら鬼の能力(血鬼術)が使える味方がいてもおかしくないんじゃないかなーと思いますね!

敵の能力が使える味方がいるというのは、あるあるですからね。w

 

今後の展開が楽しみです。

 

 

 

 

続いて映画以降の考察です。

 

⑴鎹鴉の報告を聞いた柱の反応

 

鎹鴉から、煉獄さんの訃報を聞いた時、言葉を発してリアクションした柱とそうでない柱がいました。

ちなみにそうでない柱は生き残るんじゃないかなーと勝手に予想してます。

鎹鴉が報告に行った順番も関係あるかもしれません。

 

 

⑵お館様は何者?

 

鬼殺隊のトップであるお館様。いまいちなんで柱にあそこまで慕われているのかわかりません。

ただ疑問に思うことが一つ。

 

シンプルに見た目怪しすぎません??

目元どうなってんの。

あと、今まで一度も日向にいたカットがないんですよね。

日向に出られないなんらかの理由があるのかもしれませんね(何とは言わないが)

 

 

 

 

さてさて、3回にわたって鬼滅の映画の魅力を書き切りました。言い残したことはありません。

私の支離滅裂マシンガンオタトークにお付き合いいただき、ありがとうござます。

 

全部読んでくれた方いらっしゃるのでしょうか?

もしいたらめっちゃくちゃうれしいです。

是非とも感想ください。

 

この記事を読んで新たな発見を得た方は、ぜひもう一度映画館へ行って検証してみてください。

3回みたので大きく外れたことは書いてないと思います!!

 

 

 

 

 

次回からですね、真面目な記事に戻るつもりです。

 

*ピルを飲んでいる女性はヤリ××?後編

*不幸になる!最悪なSNSの使い方

 

どちらかは今月中に更新予定です。

お楽しみに!